先週から今週、今日にかけてバタバタとしていた。
久しぶりに都内までの旅路が続いていた。
歩くことが大好きな自分としては、慣れない街へ行く際必ず約束の時間よりも早く到着して、できる限り街の風景を楽しむようにしている。晴れていようが、雨が降っていようが、寒かろうが、暑かろうが。淡々と歩く。建物や地面、空、小さいながらの自然。そんな混沌とした都内の風景が好きだ。
そんな自分は神奈川の山あいに住んでいる。
この季節、山々を見るのは本当に気持ちがいい。
ガスが抜けて美しい山々。
夜は星座も美しい。
都内に出るのは時間がかかるけれど、それでもこの神奈川の片田舎を出たいと思ったことがない。不便なのは百も承知している。でも、それ以上にこの片田舎が好きだ。何が正しいとか、何が間違っているとか、そういう問題ではなくて。好きであることを認識できることが嬉しい。
今日もぼんやりと都内を歩き、神奈川の片田舎に戻ってきて安堵を得る。
ああ、やっぱり山々が美しい。空が広い。緑が多い。幸せだ...と。
立ち止まって、ふと思った。